【教員の男性育休】四男誕生で1年休む。異例の挑戦が「未来の指導者」の道標になると信じて

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育休は「罰ゲーム」じゃない、最高の「投資」だ。現在、私は育児休暇の真っ只中にいる(期間:2025年12月1日〜2026年11月30日)。 6歳、4歳、2歳、そして0歳。4人の男の子の父親になるにあたって、私の心に迷いはなかった。「1年間、妻だけにこの育児の重責を背負わせるわけにはいかない」教員として働き、バレーボールクラブの運営にも心血を注ぐ私にとって、1年現場を離れるのは「異例の挑戦」かもしれない。しかし、この経験を発信することは、後に続く指導者や教員たちの道標になると信じている。今回は、妊娠発覚から育休取得までの泥臭いリアルを綴っていく。

「早すぎる報告」こそが、周囲への誠実さ

私が校長(管理職)に「1年間の育休」を申し出たのは、妊娠4ヶ月、まだ安定期すら迎えていない時期だった。一般的には「もっと慎重に」と思われるかもしれない。しかし、教員という仕事は、自分が抜ける穴に誰かが入らなければ現場が回らない。早い段階で伝えることは、学校や生徒に対する最低限の礼儀であり、自分にできる唯一の埋め合わせだ。もちろん、妻や身内の心情を考えれば、口外するのはリスクもある。だからこそ、まずは管理職。次に学年主任。そして全体へ……。妊娠6ヶ月を境に、波紋を広げるように少しずつ伝えていった。同時に、残される側が困らないよう、引き継ぎ資料の作成には相当な熱量を注いだ。

男性の「1年育休」は、まだ7.5%の異端

公務員は育休が取りやすい職種だ。4人目ともなれば、周囲も「おめでとう」と温かく迎えてくれる。しかし、期間が「1年」だと伝えると、同僚たちの顔色は変わる。統計によれば、男性で半年以上の育休を取得する割合は、未だに1割を切る(約7.5%)。驚かれるたびに「自分は普通じゃないのかもしれない」という違和感が頭をよぎることもある。それでも、私の意思は揺らがなかった。家族を守ることは、どんな仕事よりも優先されるべき「プロジェクト」だからだ。


妊娠から出産までのタイムライン

振り返ると、この1年は怒涛の勢いで過ぎ去った。

  • 【3月:妊娠発覚】 今後の見通しを立てる時期。妻のつわりと並走しながら、自分たちの人生設計を練り直す。
  • 【4月〜5月:つわりのピーク】 「つわりがなければ、5人目も欲しかった」と夫婦でジョークを飛ばすほど、妻の状態は過酷だった。上の3人は容赦なく暴れ回る。この時期の家庭の惨状を見て、私は「1年取る」という決意を固め、管理職に伝えた。
  • 【6月:安定期】 妻のつわりは続いたが、母子ともに健康。このタイミングで周囲の教員にも周知を開始。
  • 【8月:つわり、ようやく落ち着く】
  • 【11月18日:4男、誕生】 12月2日から、私の1年間にわたる育休ライフが幕を開けた。

手続きと、避けて通れない「200万円の減収」

事務手続き自体は、実はそれほど難しくない。書類を数枚書けば、あとは事務職員がプロの仕事で進めてくれる。

検討すべきは**「ボーナスの扱い」**だ。いつから育休に入るかで、支給額が大きく変わる。2022年から導入された「産後パパ育休」による分割取得など、今の制度はバリエーションが豊富だ。自分にとって最適なタイミングを吟味することをお勧めする。
 そして、最大のハードルは**「収入減」だ。 手取りベースで計算すると、ボーナスを含めて年間約200万円の減収**になることが分かった。

しかし、私たちは夫婦で話し合い、「200万円までは貯金を切り崩す覚悟」を決めた。お金は後で稼げるが、4人の息子たちがこの年齢で揃う時間は、二度と買い戻せないからだ。


育休を取ることで、生徒たちに伝えたいこと

 最後に、私の持論を。 「教員は育児休暇を1年間取るべきである!!!」
 育児は罰ゲームでも修行でもない。4男の寝顔を見るたび、私の心は洗われ、幸福感に包まれる。そして、この個人的な幸せだけでなく、長い目で見れば育休による出産へのハードルが下がることは必ず国のためになる。日本経済のことを考えると、人口という土台は必須事項である。日本という大きなファミリーで、育児家庭をフォローするのは当然の姿であるはずだ。

そして何より、私の生き方は生徒たちに見られている。「育休を取ることは、格好いいことなんだよ」「家族を大切にするのは当たり前のことなんだよ」というメッセージを、私は背中で語り続けたい。

育児休暇の現実は、キラキラしたものばかりじゃない。でも、それを含めて伝えていく。 みんなでやるしかねえ。

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