「指導者が足りない」——これ、クラブ化の一番のネックだと思う。
付け加えるなら…
「若い指導者はいない?」
カガショーは現在34歳。クラブの代表としてはぶっちぎりで若い方だ。レジェンドも必要、中堅も必要、そして若者も必要だ。組織とはそういうものだと思っている。
しかし、誰しも生活がある。家族がある。特に若い人材の確保をしていくためには『やりがい』だけでは理由として弱いだろう。
実際に現場にいる立場として、正直に話す。指導者不足は本当に深刻だ。でも、解決策がないわけじゃない。今日はリアルな現状と、実際に機能している対策を紹介する。
善意だけではボランティアさえ難しい

キングコングの西野亮廣さんは、ボランティアや支援活動を長く続けるための方法として、一貫して「善意や頑張りに頼るのではなく、ビジネス(経済)の仕組みを組み込むこと」の重要性を語っています。
単発のイベントなら純粋なボランティア精神だけでも成立するが、1年、5年、10年と持続可能なものにするためには、精神論ではなく「仕組み」で解決すべきだという考え方だ。
西野さんは、「基本的に支援活動はビジネスにしなきゃいけない」と明言している。 助けられる側はもちろん、助ける側(運営やボランティアスタッフ)にも日々の生活がある。全員が自己犠牲の上で成り立つ活動は、いつか必ず限界がきて途絶えてしまうため、活動自体がきちんとお金を生み出し、関わる人の生活を支えられる設計にする必要があると指摘している。
激しく同意だ。
なぜ指導者が足りないのか
理由① 「タダ働き」では続かない 今まで部活の顧問をやってきた先生たちは、ほぼ無償で休日も指導してきた。クラブ化で「報酬をもらいながら指導者として続ける」選択肢ができたけど、報酬額がまだまだ低い。時給換算すると最低賃金を下回るケースも珍しくない。 最低賃金を保障する。まずはそこからではないだろうか。理由② 資格・登録のハードルがある 地域クラブの指導者になるには、スポーツ団体への登録や指導者資格が必要なケースが多い。「やりたい気持ちはある」でも手続きで諦める人が多い。理由③ 責任の重さが不明確 怪我が起きたときの責任はどこに行く?保険は?この部分が曖昧なまま始まったクラブが多く、「怖くて引き受けられない」という声をよく聞く。
現場で実際に機能している対策
対策① 退職した先生・元アスリートを掘り起こす 地域には「昔バリバリやってた」人が必ずいる。定年退職した元体育教師、社会人チームOB、地域の元スポーツ選手。こういう人たちに声をかけるだけで、意外と「やりたい!」という人が出てくる。対策② 大学生・専門学校生をインターン的に活用 体育系の大学・専門学校と連携して、学生に指導補助をお願いする方法。学生側は実践経験を積める、クラブ側は人手が増える、win-winの関係になれる。この大学生との連携は必須事項ではないだろうか?対策③ オンライン指導を組み合わせる 戦術分析・メンタルトレーニング・栄養指導など、対面じゃなくてもできる指導はオンラインで。遠方の専門家にも頼みやすくなる。 実は岡山北sfivoはこれを取り入れてみた。が、やはり顔が見えない取り組みは難しいことに気がついた。
自治体・行政に求めたいこと
現場だけで解決できる問題じゃないのも正直なところ。
やはり、行政にとの協力関係は必須だと感じている。
①指導者の報酬水準の引き上げ
最低でも時給1,500円以上が現実的な目標。しかし、保護者からの集金だけでは困難だろう。
②指導者データベースの整備
やりたい人とクラブをマッチングする仕組み。場合によっては必要だろう。
③資格取得費用の補助
教育のための資格を取る資金だけでも数万円〜かかってしまう。第一のハードルを下げる支援が必要だろう。
まとめ
- 指導者不足の原因は「報酬・ハードル・責任の曖昧さ」の3つ
- 退職者・大学生・保護者の中に掘り起こせる人材がいる
- 複数クラブでのシェアやオンライン活用も有効
- 行政への働きかけも同時に必要
「人がいない」で終わりにしない。あきらめずに動き続けよう。
やればできるのだ。困難は分割すればいいのだ。
「やるしかないいんだ」


