特別支援学校の教員、そして地域スポーツクラブの代表。二足の草鞋を履く私の日常は、常に「時間」という名の壁との戦いだ。 全国的に見ても、部活動が設置されていない特別支援学校の教員が、自身の専門性を活かして学外でスポーツクラブを運営しているケースは多い。だが、その実態はどうだ?「自己犠牲」という言葉すら生ぬるい、危ういバランスの上に成り立っているのが現実だ。
「8:30」に始まり、気が抜ける時間はゼロ
私の勤務校では、生徒が登校してくる8:30がゴングの合図だ。 だが、仕事の始まり=生徒対応。トラブルがあれば8:30より前に教室に飛び込むなんてザラだ。そして15:15に生徒が下校するまで、一息つける瞬間なんて1秒たりともない。生徒を見送った後、建前上は1時間の休憩がある。だが火曜、木曜は会議がセットされている。 結局、膨大な雑務、授業準備、支援計画、成績作成、保護者への文書作成……これらすべてをこなすために残されたのは、わずか135分。17:00退社?そんなものは「幻」に過ぎない。
「仕方ない」で済ませていいはずがない
現実問題、昼休憩なんて存在しない。そこでパソコンを叩かなければ、仕事が終わらないからだ。 誰もが残業を余儀なくされ、その状況を「仕方ない」と飲み込んでいる。だが、それは絶対に間違っている。 教員にだって、守るべき家庭がある。人生を豊かにする趣味がある。私のように、地域スポーツに情熱を燃やす人間だっている。 今の現場は、もうとっくに崩壊しているんだ。
それでも、私が「地域クラブ」をやる理由

本業だけで心身ともに限界。それでも、地域スポーツクラブ化の波は止まらない。そして、それは誰かがやらなければならないことなんだ。 週10時間以上の練習時間を確保し、山積みの運営事務をこなす。妻や義祖父母に支えられ、睡眠時間を削って暗い部屋で画面に向き合う。 「なぜそこまで?」と自問自答することもある。けれど、答えは一つだ。 子どもたちの受け皿を作り、未来のスポーツ環境を切り拓くには、今、私たちが動くしかない。
やるしかねえ
今の教員の働き方は、どう考えても狂っている。 けれど、嘆いているだけでは何も変わらない。目の前の子どもたちのために、そして地域のために。
「やるしかねえ。」
この覚悟が、いつか持続可能な「当たり前」に変わるまで、私は泥臭く走り続ける。


