「やめたほうがいい」と言われながらもクラブ化に踏み出した理由

【知ろう!】クラブ化について情報を集める

「やめときな」
「大変なだけだよ」
「時間がないでしょ」

クラブ化の指導者をやると決めたとき、周りからもらった言葉の多くはこんな感じだった。
それでも踏み出した。その理由を話す。

きっかけは、ジュニア指導者の一言

 教え子が中学に上がるとき、「部活、ちゃんとできるかな」と、ある指導者がぼそっと言った。
 地域化が進み、多くの教員に働き方改革の光が見え始めている?中、ジュニアの指導者たちは危機感を覚えていた。
 小学校の指導者が口を揃えて「中学部活が機能していない」というのだ。
確かに、今の部活動の制限を考えると、小学生の方が練習をしている。そして、部活動の顧問は必ずしも専門がつくとは限らないのだ。
高校はいいんだ。転勤がある前提はあるが、生徒が学校や指導者を選ぶことができるのだから。ジュニアだってそうだ。選べる。
なぜ公立中学校だけが選べない?

「この状況、誰かが変えなきゃダメだ」と思った。

「やめたほうがいい」と言われた理由

反対してくれた人たちの言葉には、それぞれ理由があった。
「仕事・育児・指導の三つは無理」——私の年齢も考慮しての助言だろう
「制度が整っていない中でやると損するだけ」——実際、報酬面でも整備が遅れていた
「保護者対応がきつい」——トラブルになるリスクを経験者が教えてくれた

全部、本当のことだった。でも……

それでも踏み出した3つの理由

理由① 誰かがやらないと子どもたちに活動の場がない綺麗事じゃなく、現実的な話として——このまま放置したら地域に受け皿がなくなる。文句を言うだけで動かない大人よりも、動く大人でいたかった。理由② 「できない理由」を探すのに疲れた「時間がない」「お金にならない」「リスクがある」——全部事実。でも、そればっかり考えていると永遠に動けない。「じゃあできる方法を考えよう」に切り替えたら、意外と前に進めた。理由③ 自分の経験を誰かのために使いたかった 今の自分があるのはスポーツのおかげだ。しんどいこともあったが人生全然プラスだ。このプラスは次世代に繋がなければならない。

恩送り、という言葉がある。受けた恩を、次の世代に渡す。それがしたかった。

踏み出してから1年でわかったこと

 正直、反対派の言う通りしんどいことはたくさんあった。報酬はない、書類は多い、保護者対応で胃が痛い日もあった。
 でも、子どもが「楽しかった!」と言う顔を見るたびに「やってよかった」と思う。他の指導者に「上手くなったな」と言われると「見たか!!!」となる。

どうやら、私のバレーボールに対する思いは予想以上に強かったらしい。

「やめとけ」と言った人たちは正しかった。でも僕が踏み出したのも正しかった。

どちらも本当のことだ。
これを読んでいるあなたへ
もし今、同じように迷っているなら——
反対意見はちゃんと聞いてほしい。リスクを把握した上で判断してほしい。
その上で「やる」と決めたなら、応援する。
『やるしかないのだから』

現在

現在、クラブを始めて2年8ヶ月。半スクールからチーム強化に踏み切って1年2ヶ月。
子育てとの2刀流はしんどいが『生きてる』と感じる。
やるしかねえの先には生きがいが待っている。


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